礼文島で人気No.1のトレッキングコース「桃岩展望台コース」。
「絶景を見たい!」という思いで、旅行2日目の朝に出発しました。
当日の天気予報は“終日くもり”。
フェリーターミナル周辺も少し晴れ間が見えていたため、レインウェアを宿に置いてきてしまったんです。
しかし…出発から30分後、空模様が一変。
山と島の天気は本当に変わりやすい。
予報もまったく当たらず、あっという間に雨に降られました。
どんどん本降りになっていきましたが、引き返すこともできず、結局そのまま最後まで歩き切ることに。
☔ 教訓:レインウェアは絶対に持っていくべき!
フェリーターミナル周辺の天気だけでは判断できません。
アクセス情報|登山口までは徒歩30分

📝登山の行き帰りにぴったり合うバスの時間がないため、どちらかは徒歩になる前提で計画した方が安心です。
私たちは、「カナリアカフェで休憩したい!」という理由から、行きは徒歩(登山口へ)、帰りはバス(知床→フェリーターミナル)で移動しました。
フェリーターミナルから徒歩で出発。
Googleマップ上では登山口(桃岩登山口)まで約40分と表示されますが、途中に「近道」の案内板があり、実際には約30分で到着しました(※近道はやや狭い道なので注意)。

Googleマップで示される”礼香寺前(桃岩展望台コース)”が近道のスタート地点です

🚫絶対に間違えないで!「新桃岩トンネル」は通らないこと!
地図アプリを見て「トンネルを通れば早く着くのでは?」と思い、「新桃岩トンネル」を通ってみたのですが…これが大きな間違いでした!


トンネルを抜けた先には、桃岩展望台にも、登山口にも行ける道がありません。
結局、トンネルの入口まで引き返す羽目になり、かなりのタイムロスになりました。
✅ 登山口へは新桃岩トンネルではなく、「765号線の旧道(くねくね道)」を歩くor「礼香寺前(桃岩展望台コース)」を歩くのが正解!
Googleマップ上でもわかりづらいため、必ず事前にルート確認を!
🚌路線バス情報|登山ルートに合わせて選ぼう
桃岩展望台コースには、香深フェリーターミナルから桃岩登山口への季節運行バスがあります(2025年運行期間:4月28日〜9月30日)。
行き(香深フェリーターミナル → 桃岩登山口)
区間 | 発車時刻 |
---|---|
始発 | 08:40 |
2便目 | 11:34 |
最終 | 13:25 |
🚶♀️登山口までは徒歩でも30〜40分ほど。
バスを使わない場合も、途中に近道があり徒歩30分ほど。
帰り(ゴール地点付近 → 香深フェリーターミナル)
コースのゴール「知床」付近には、バス停がいくつかあります。
バス停 | 所要時間 | 便数(1日) | 備考 |
---|---|---|---|
知床発 | 約9分 | 6便 | 一番わかりやすいバス停 |
第二差閉発 | 約6分 | 6便 | カナリアパークから徒歩約10分/片道250円でお得 |
カナリアパーク発 | 約11分 | 1便のみ | 運行期間:6月1日~9月30日限定/バス停は敷地内 |
💡 節約ポイント!
カナリアパークから直接バスに乗ると合計520円(カナリアパーク→知床180円+知床→香深340円)かかるため、体力に余裕がある人は「第二差閉」まで歩くのがおすすめ(片道250円)。
📅 カナリアパークに停車する便は、6/1〜9/30の期間限定。利用時期に注意しましょう。
コース詳細と所要時間(※雨で短縮)
このコースは全長約5.7km、所要時間は3時間程度とされていますが、
私たちは雨の中を急ぎ足で進んだため、2時間ほどで歩ききりました。
区間 | 距離 | 所要時間(目安) |
---|---|---|
桃岩登山口 → 桃岩展望台 | 約1.2km | 約40分 |
桃岩展望台 → 元地灯台 | 約2.5km | 約1時間40分 |
元地灯台 → 知床(ゴール) | 約2km | 約30分 |
知床 → カナリアパーク(寄り道) | 約0.6km | 徒歩10分 |



🐤北のカナリアパーク&カフェでほっとひと息
知床ゴール地点から徒歩約10分の場所にあるのが、「北のカナリアパーク」。
映画『北のカナリアたち』(吉永小百合主演)のロケ地で、現在は展望スポットと休憩所として整備されています。
併設の「カナリアカフェ」では、コーヒーや軽食を提供。
私たちは雨のトレッキング後、温かいコーヒーでやっと一息つくことができました。
ゴール後にのんびり過ごすにはぴったりの場所です。
- 〈営業期間〉5月1日(木)から
- 〈営業時間〉10:00〜16:00(テイクアウト16:00まで)
〈昼の一時閉店時間〉12:30〜13:00
休業日なし


雨の桃岩展望台コース|良かった点・注意点
◎良かった点
- 雨の中でも季節の花々はしっかり見られた
- トレッキング客がほぼおらず、静けさと自然を満喫
- 雨と霧の中で幻想的な雰囲気も楽しめた
- 下山後のカフェと温泉(うすゆきの湯)が最高の癒し
▲注意点
- 雨が強いと視界がかなり悪く、足元も滑りやすい
- 新桃岩トンネルを通ると登山口に行けないので要注意!
- 山とふもとの天気はまったく違うので、事前準備は万全に
午後になると、フェリーターミナル周辺は晴れ間も見えたものの、山には厚い雲がかかり続けていました。
その後に立ち寄った「高山植物園」では、山の中で見かけた花をいくつか再確認できたのが嬉しかったです。
✔まとめ|レインウェアがあれば、雨でも歩ける絶景コース
「絶景は見えないかも」と覚悟しつつ歩いた雨の日の桃岩展望台コースでしたが、
結果的には、静かな自然と可憐な高山植物たちに癒される素敵な体験になりました。
ただし、島の天気は本当に読めません。
レインウェア、登山靴、ザックカバー、替え靴下はマストです。
🌈次回は、ぜひ晴れた日にもう一度リベンジしたい!