【体験記】トドワラはもう見られない?消滅寸前の“枯れた森”を歩いてきた|6月の野付半島&ナナワラレポ

道東
道東
※広告が含まれる場合がありますが、実際に体験して良いと感じたもののみをご紹介しています。

こんにちは、札幌在住のなちです🌿
2025年6月下旬、北海道・道東にある絶滅寸前の絶景「トドワラ(野付半島)」を訪れてきました!

検索するとよく見かけるのが…

「トドワラはもう消えた?」
「行っても何もないのでは?」
「数年後には完全に消滅するって本当?」

結論から言うと、トドワラの枯れ木はほとんど残っておらず、“消滅寸前”というのは本当でした。

でも!
動物との出会いや、静けさに包まれた湿原の風景など、“何もないこと”の美しさがそこにはありました。

この記事では、

  • トドワラの現在の様子と“消滅”の現実
  • 所要時間・服装のポイント
  • 徒歩とトラクター、2つの行き方
  • ナナワラとの違いと見どころ
  • 行く前に知っておきたい注意点

を体験ベースで詳しく紹介します!

トドワラは本当に「もうない」のか?現在の姿を正直レポ

かつて「この世の果て」と呼ばれた枯れた森・トドワラ。
でも今では、風雨や海水の浸食によって木々が倒れ、かつての面影はほとんど残っていません。

2025年6月現在、木道の先にかろうじて数本の立ち枯れた木が残っている程度。

「あれ?これがトドワラ…?」
と戸惑うほど、“何もない”景色が広がっていました。

でも、それこそがこの場所の魅力。

静けさと風だけが支配する空間。
人工物が一切ない景色の中に立つと、自然の儚さや、時間の流れを全身で感じることができました。

2025年6月現在のトドワラの様子。天気の悪さがまた静けさを際立たせます。
2025年6月現在のトドワラの様子。天気の悪さがまた静けさを際立たせます。


トドワラは数年後には完全に“消滅”するかもしれない

地元の方や資料によると、トドワラの枯木は今後さらに減少し、
あと数年で完全に消えてしまう可能性が高いとのこと。

「今しか見られない景色」
「もう見られないかもしれない風景」

そんな自然の摂理の切なさを感じられるのも、この場所の魅力のひとつだと思いました。

野付ネイチャーセンターは設備◎|売店・資料・トイレあり

まずは野付ネイチャーセンターを目指し、駐車場に車をとめて徒歩でトドワラを目指します。

野付ネイチャーセンターには👇

  • 野付半島の歴史や生態系を学べる展示
  • 売店で地元のお土産が買える(野草茶や昆布など)
  • レストラン完備
  • 清潔なトイレ完備

観光前後に立ち寄れば、理解がより深まりますよ♪

○開館時間
4~9月 9:00~17:00
10~3月 9:00~16:00

野付ネイチャーセンターからトドワラへ|徒歩 or トラクター

ネイチャーセンターからトドワラ広場までは、

🚶徒歩(約25分)

  • 自然道+木道を歩いて片道20〜25分
  • 鹿にも出会えてびっくり!虫も多いので長袖&虫除け推奨
こんな感じの道を進んでいきます。
こんな感じの道を進んでいきます。
6-8月ごろは道中に花も綺麗に咲いています。(風のせいか写真ぶれぶれ)
6-8月ごろは道中に花も綺麗に咲いています。(風のせいか写真ぶれぶれ)

🚜 トラクター(片道7分/片道500円)

  • トドワラ広場まであっという間
  • 行きだけ乗るなど、組み合わせ自由◎
    (ただ、人が集まると出発している様子だったので、片道だけのるなら行きがおすすめ)
トラクターバス&トドワラ広場の様子。お手洗いがあります。
トラクターバス&トドワラ広場の様子。お手洗いがあります。

私は行きも帰りも歩きました!

鹿と記念撮影。人間にあまりにも慣れておりこちらが驚きます。
鹿と記念撮影。人間にあまりにも慣れておりこちらが驚きます。

トドワラに“何もない”って本当?…でも、それが良い

木道の先に広がるのは、湿原と遠くの海。
トドワラの枯れ木は確かにほとんど“消えた”ような状態。

でも、その「何もない」風景に、なぜか癒される。

  • 観光客が全くいない静寂(雨&夕方の訪問)
  • 鹿やキツネとの偶然の出会い
  • 海風が吹き抜ける無音の世界

派手さはなくても、忘れられない時間でした。

静けさがとても心地よい。
静けさがとても心地よい。
天気がよければ海も綺麗に見えるはず。
天気がよければ海も綺麗に見えるはず。


近くにある「ナナワラ」とは?まだ枯木が残る貴重な景色

ネイチャーセンターから車で数分の場所には、もう一つの立ち枯れ林「ナナワラ」があります。

ここはトドワラとは異なり、
まだ多くのトドマツの枯木が立ち並ぶ景色を遠景で見ることが可能

  • 歩いて近づくことはできませんが、駐車帯から見える絶景ポイント
  • 「トドワラが消えた」と言われる今、ナナワラは貴重な存在

時間に余裕があれば、ぜひセットで訪れるのがおすすめです!
ちなみにトドワラはトドマツ、ナナワラはミズナラです。

ナナワラの様子。
ナナワラの様子。

注意点|風が強い!防寒・防風・虫よけ対策を

6月でも風が強く、傘は役立たず。
レインウェアやウィンドブレーカーがあると安心です。

また、虫(特に小バエ・蚊)も多いので、虫よけスプレー&長袖長ズボンは必須!

まとめ|トドワラは「もうない」けれど、“今しか見られない景色”がある

確かに、トドワラの枯れ木はほとんど消滅していました。
でも、その“消えた”姿こそが、自然のリアルであり、儚さと美しさが共存する特別な場所だと感じました。

「いつか行こう」と思っている方は、今が最後のチャンスかもしれません。


ナナワラとセットで訪れれば、トドワラが歩んだ“風化の時間”を実感できます。
道東の静けさに包まれたい人に、ぜひおすすめしたい穴場スポットです🌿

おまけ|標津サーモン科学館も次回行きたい!

今回は時間がなくて行けなかったのですが、近くには標津サーモン科学館という水族館もあります。

サケの生態が学べるだけでなく、ドクターフィッシュや巨大水槽など体験型展示も充実しているとのこと。
次回はぜひ立ち寄りたいスポットです♪

この記事を書いた人
なち

📍北海道 札幌市在住

20代後半、夫と二人暮らし。
札幌の情報や道内旅行に関して役立つ情報を投稿しています!

食べることと旅行が大好きで、最近低山ハイクも始めました🌼

\美味しいものを食べつくす/
をテーマにインスタも投稿しています☺

\フォローお願いします/
\シェアお願いします/
タイトルとURLをコピーしました